歯に付いてしまう歯石は、プラークとは違い硬質であるが故に、毎日の歯磨きで取り除くことが難儀になるばかりか、ちょうど良い細菌に適した住処となり、歯周病を招きます。最近ではほとんどの人に愛用されることになった、例のキシリトールが配合されたガムの効果によるむし歯予防策も、そういう研究での発見から、作られたものといえるでしょう。歯のホワイトニングは、歯のエナメル質のゴミや汚れなどを隅々まで除去した後で行いますが、自宅で自分でできるホームホワイトニングと歯医者さんで受けるオフィスホワイトニングという、2つの種類が実用化されています。例えば噛み合わせの異常の中でも特に前歯が何度も当たってしまう場合だと、歯を噛みあわせる都度強い力が、上の顎の骨の前や鼻骨に直接集まります。歯の外側に固着した歯石と歯垢等の汚れを取り去ることを、デンタルクリーニングと呼びますが、先述した歯石と歯垢等は、むし歯を引き起こす要因となるそうです。審美歯科治療の処置で、普通セラミックを用いるには、さし歯の取り替えなどが活用法としてありますが、詰め物としても汎用的なセラミックを採用することができるみたいです。歯肉炎ができてしまうと、歯みがきの時、林檎を齧った時、歯グキからの出血があったり、歯ぐきが無性にムズムズして痒い等のこうした不調が発生するようになります。キシリトールはムシ歯を止める性質が認められたという研究結果が発表され、その後、日本や世界中の色んな国で精力的に研究がおこなわれてきました。ビオラ社のエムドゲイン治療剤を歯周外科治療の施術中に患部に塗ると、歯が初めて生えてきたようなシチェーションと近い、強固に固着する歯周再生を進めることがありえます。奥深い歯周ポケットという歯と歯茎の隙間には、不潔なプラークが入ってしまいやすく、こうして蓄積してしまった場合は、歯ブラシでのブラッシングだけやっても、完全に取り除くのは不可能です。人間本来の噛み合わせは、じっくりと咀嚼する事により上下の歯が磨り減り、人それぞれの顎や顎骨の形状に適合した、自分だけの噛みあわせがやっと完成するのです。歯の持つカラーとは元からピュアな白色ではなく、十人十色ですが、ほとんどの歯が持つ色は、黄色の系統やブラウン寄りに色づいています。あまり知られていませんが、むし歯は、むし歯の菌が歯を溶かして冒していくペースに、歯を再び石灰化する作用(とけてしまった歯を元通りに戻す機能)のテンポが遅いとできます。在宅医療において歯科衛生士が求められているのは、まず先に患者さんの口腔内をきれいな状態にすることです。患者さんの口内が汚れている状態のままだと、細菌が増殖した不衛生なカスそのものを飲み込む事になりかねません。プラークコントロールと言えば、歯ブラシでの歯磨きを思いだす場合が大多数だという感想をもっていますが、実際は他にもいろいろなプラークコントロールの出番があるとされています。